読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

仙台 炉端発祥の店 炉ばた で呑む

f:id:bananaking777:20160315214217j:plain

 

 

さて、仙台は炉端発祥の店に向かう。

 

前回の仙台で呑んだ記録は?というとこんな感じ。

 

bananaqueen.hatenablog.com

 

 

bananaqueen.hatenablog.com

 

 

今回も前回と同じ輩と仙台で呑むことになる。さて、何処へ行きますか。

再び『かん』という選択肢もあった。でも、折角ならまた違う店に行きたい。

 

そんなわけで今回選んだのが『炉ばた発祥の店』と言われている店。

その名もまんま『郷土酒亭 元祖 炉ばた』。国分町の稲荷小路にその店はある。

 

 

f:id:bananaking777:20160315223526j:plain

 

 

少し奥まったところにある。通り過ぎないように注意しなければならない。

案の定、今回が初めてだったので最初はあっさりと通り過ぎてしまった。

 

 

f:id:bananaking777:20160315223536j:plain

 

 

入り口はビルのバーの。入るとまたしても障子の戸が現れる。

右の壁には『郷土酒亭濾ばた発祥の店』と白い字が木の板の上に書かれている。

 

 

f:id:bananaking777:20160315222025j:plain

 

 

店の人が出て来る様子がない。もしかして奥の方に席があるんだろうか。

そう思いながらも障子の戸を開けてみる。すると、そこには異空間が現れる。

 

 

f:id:bananaking777:20160315222041j:plain

 

 

炉端の歴史って?

 

畳敷きの真ん中には小さな囲炉裏が置かれている。中には銅壷。

周りには魚も野菜もない。 何かを焼いているわけでもない。

 

その囲炉裏を囲むようにしぐるりとカウンターがある。そこが呑む場所だ。

歴史を感じさせる。とは言ってもここは何回か移転した場所のようだ。

 

炉端発祥の店とは言うものの、炉ばたで炭火焼をするわけではない。

所謂炉端焼きの発祥の店と言えば釧路にやはり『炉ばた』という店がある。

 

実はこの仙台の店で修業した二番弟子が暖簾分けしてもらい、

開いたのがその釧路のお店だそうだ。炉端元祖は仙台、炉端焼き元祖が釧路。

 

他の弟子たちも大阪・青森・福島で店を出したそうだが、

釧路の港で水揚げされた魚を焼いて出したのが炉辺焼きの始まりという話。

 

ではこの先代の店は?というとこんな歴史がある。

1950年のことだ。この店を出す時に知人から大きな木べらをプレゼントされる。

 

この木べらは飾られず、客に酒や料理を差し出す柄付きの盆のように使用される。

これが後に全国に広まる炉端焼きの特徴の1つになったということだ。

 

この店を出した先代というのが天賞酒造の三男で天江富弥という方。

この天賞酒造は1804年(文化元年)創業。

 

明治41年、皇太子嘉仁親王大正天皇)の仙台行啓の折り、

蔵の酒をお買上げ頂いたことを記念し『天賞』と改名。

 

ただ、あの3.11の震災の後営業を休止することになる。

天賞や獨眼龍政宗、あまさけなどは、『株式会社中勇酒造店』が引継ぐことになる。

 

この天江富弥なる人物、大正期より児童文化活動家として知られており、

昭和初期に発生した第1次こけしブームの火付け役の郷土史家でもある。

 

野口雨情、竹久夢二宮沢賢治永六輔など幅広い交流関係を持っていたようだ。

だからか、店内には夢二の絵が飾られていた。神棚にはキリコ.

天井からは七夕飾りがぶら下がっている。

先代の写真があったり、これらをあれこれと見ているだけでも楽しい。

 

 

さてさて、呑みます、食べます。

 

まだ客は少ない。ビールをまず注文。

そうすると、自動的にお通しが3品出てくる。どれも美味しそうだ。

 

 

f:id:bananaking777:20160315233438j:plain

 

 

そして実際に美味しい。こういう感じは悪くない。

何かすごく感動するとか言うことではない。でも普通に美味しい。

 

 

f:id:bananaking777:20160315233616j:plain

 

 

この普通に美味しいがなかなか大事なんだ、って何回ももう言っているか。

もうこの3点だけで、充分に酒が進んでいく。今宵もまた楽しい時が流れる。

 

 

f:id:bananaking777:20160315233626j:plain

 

 

恒例のビールの後もやはり恒例の日本酒。酒は当然『天賞』となる。

おかみさんが酒壷の木蓋を開け、そこから杓子で酒をすくう。

 

 

f:id:bananaking777:20160315234653j:plain

 

 

漏斗を使って一合徳利に注ぎ入れる。銅壷で少し暖まる。

そして徳利は木杓子に乗せられる。目の前に差し出される。

 

 

f:id:bananaking777:20160315234718j:plain

 

 

これぞまさしく炉ばただな。

このパフォーマンスを見るのはなかなか楽しいものだ。

 

 

f:id:bananaking777:20160315234730j:plain

 

 

次に頼んだのは『とんぶり』。畑のキャビアとか言われている。

古来、民間療法で用いる生薬の一つで、利尿と強壮を主な薬効とされていたようだ。

 

 

f:id:bananaking777:20160322212101j:plain

 

 

『とんぶり』の名前の由来は、ぶりこ=ハタハタの卵に似た唐伝来のものを意味する

『とうぶりこ(唐ぶりこ、唐鰤子)』が省略されて転訛したものとする説が有力。

 

プチプチとした食感がボクは好きで、

もしもメニューにこれがあれば、大概は必ず頼むことにしている。

 

 

f:id:bananaking777:20160322212757j:plain

 

 

更に『なまこ』。なまこも種類が色々あるけどこれは何だったかなあ。

このなまこ、世界に約1500種くらい存在しているみたいだ。

 

日本にはそのうち200種ほどがいるらしい。その中でも食用になるのは約30種類位。

とんぶりのプチプチの次はなまこのコリコリ。どちらも酒がやはり進む。

 

ただ酒の種類が無いのが、『ボクにとっては』ということだがちょっと残念。

というわけで、そろそろアレコレと呑める場所に移動したくなる。

 

 

呑んで、食べた後で。

 

『炉端発祥の店』とはいかに?と思っていたが、やはりなかなか素敵なお店だった。

店の選択肢が多いこの辺り。『何処に行くか?』の指針になるものってなかなか無い。

 

だけど、『炉端発祥』と言われれば、やはり1度は行ってみたくなるものだ。

そして、『行って正解だったなあ』と思いながら、既に次の店を考えている。

 

 

Drinking Song

 

今回はウィノニー・ハリスでも。

 

 

 

(2016年2月第2週訪問)

 

ブログラグ・にほんブログ村へ

 

今回行ったお店の情報

炉ばた郷土料理(その他) / 勾当台公園駅広瀬通駅青葉通一番町駅
夜総合点★★★★ 4.0